無料で入居相談

トップ > お役立ちガイド > 費用・お金

費用・お金

老人ホームの入居一時金とは?償却の仕組みと返還金の注意点

2026-09-09公開|かいご入居ナビ 編集部 1/2ページ

入居一時金は「家賃などの前払い」と考える

有料老人ホームのパンフレットを開くと、まず目に入るのが「入居一時金○○万円」という数字です。数十万円のホームもあれば、数千万円というホームもあり、この幅の大きさが検討をむずかしくしています。ただ、金額の意味そのものは難解ではありません。入居一時金とは、ひとことで言えばその居室を長く使う権利に対して、家賃相当額などをまとめて前払いするお金です。

厚生労働省の指針では、有料老人ホームが受け取れる前払金は「家賃・サービス費用の前払い」に限られ、その使いみちと返還のルールを契約書と重要事項説明書に明記することが求められています。つまり、入居一時金は「お礼金」でも「権利金」でもなく、あくまで後から少しずつ費用に振り替えられていく預かり金に近いお金だと理解しておくと、後述する返還金の計算がすっきり分かります。

敷金・保証金とはどう違うのか

同じ初期費用でも、名称によって性格がまったく違います。混同すると「戻ると思っていたのに戻らなかった」という行き違いが起きやすいので、契約前に整理しておきましょう。

名称性格退去時の扱い
入居一時金(前払金)家賃等の前払い未償却分が返還される
敷金原状回復・未払い金の担保実費を差し引いて返還
保証金敷金に近い担保金契約により一部償却あり
入会金・事務手数料手続き等の対価原則として戻らない

近年は入居一時金を設定せず、敷金数か月分のみで入れるホームも増えています。介護付き有料老人ホームの一覧を見比べると、同じ地域・同じ介護体制でも初期費用の設計が大きく違うことが分かるはずです。

初期償却と償却期間 — 数字の読み方

入居一時金の説明で必ず出てくるのが「初期償却」と「償却期間(償却年数)」という二つの言葉です。

この二つが分かれば、いつ退去するといくら戻るのかを自分で計算できます。

計算例で確かめる

入居一時金600万円、初期償却20%、償却期間5年(60か月)のホームに入居し、2年(24か月)で退去した場合を考えます。

  1. 初期償却分:600万円 × 20% = 120万円(戻らない)
  2. 償却対象額:600万円 − 120万円 = 480万円
  3. 月あたり償却額:480万円 ÷ 60か月 = 8万円
  4. 24か月分の償却:8万円 × 24 = 192万円
  5. 返還金:480万円 − 192万円 = 288万円

同じ600万円でも、初期償却30%・償却期間3年という条件なら、2年での返還金は140万円まで下がります。金額そのものより初期償却率と償却期間の組み合わせのほうが、実際の負担を大きく左右するわけです。

💡 見積書を受け取ったら「初期償却率」「償却期間」「1年後・3年後に退去した場合の返還金」の3点をその場で質問し、数字をメモしておきましょう。口頭の説明と重要事項説明書の記載が一致しているかを後で照合できます。

なお、入居一時金の水準は地域の家賃相場と連動します。都市部ほど高く、郊外ほど抑えめになる傾向があるため、東京都の費用相場のように、検討エリアの目安をあらかじめ把握しておくと、提示された金額が高いのか妥当なのかを判断しやすくなります。後編では、途中退去や短期解約のときに実際にどこまでお金が戻るのか、そして前払い方式と月払い方式のどちらを選ぶべきかを見ていきます。

1/2ページ後編を読む ›

施設探しは、プロに任せると早くて確実です

全国78,665件からご希望に合う施設を無料でご紹介・見学手配まで代行します 無料で入居相談をはじめる

あわせて読みたい(費用・お金)

埼玉県の老人ホーム費用相場|エリア別の目安と安く抑えるコツ介護費用の負担を軽くする制度まとめ|高額介護サービス費と医療費控除東京都の老人ホーム費用相場|月額の目安と安く抑える5つの方法老人ホームの費用相場はいくら?入居一時金・月額の内訳と安く抑える方法

📖 ガイド記事一覧へ 🗺 近所の施設を地図で探す

💬 無料で入居相談する(60秒) 相談・紹介ずっと無料 / しつこい営業なし / 全国対応

施設選びに迷ったら、専門相談員にご相談ください

ご希望の条件・ご予算・介護度に合わせて、78,665件の中から最適な施設をご提案します。相談・紹介はすべて無料です。

無料で入居相談をはじめる